私的感想:本/映画

映画や本の感想の個人的備忘録。ネタばれあり。

「間宮兄弟」

2006-07-03 23:07:05 | 映画(ま行)
2006年度作品。日本映画。
江國香織の原作を映画化。30代の今も同居を続ける仲のいい間宮兄弟のささやかな日常を描く。
監督は「家族ゲーム」「阿修羅のごとく」の森田芳光。
出演は映画、ドラマと活躍中の佐々木蔵之介。お笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雅 ら。


現実にいるとは思えないほど、絆の強い兄弟である。その仲の良さはほほえましいくらいだ。
この兄弟が実にいい味を出している。二人は基本的にいい人で、どこかのんびりしている。そして二人が人生を楽しそうに生きているのが伝わってきて、見ているこっちまで心が和んでくるようだった。

ストーリーとしては一本筋の通ったものがあるわけでなく、毎日起こるこまごまとしたエピソードが積み重ねられていくという感じである。そのため、強く心に訴えるものはない。しかし二人のキャラクターや、ところどころに盛り込まれる笑いのエピソードが実に心地よくて、安心して見ることができる。
こういったのんびりした作品もたまには良いものだ。

評価:★★★★(満点は★★★★★)

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